2人に1人が癌になる時代、全ゲノム検査で効率的な予防を
全ゲノム検診は、自分の設計図を把握しながら、健康管理をするための検査です。
「50歳になると、代謝が落ちて、コレステロール値が上がりやすい」、「歳をとると胃癌になるかもしれないから、内視鏡をしましょう」など健康促進で言われていますが、全ゲノム検診を行うことで、「自分は胃がんに罹りやすいから胃カメラを若いうちから受けてこう」など自分の身体の特徴に合わせたメリハリのある健康維持を行えるようになります。
当院の全ゲノム検診の概要
当院は、日本で最先端のがんゲノム医療を開発しているcBioinformatics社と全面提携しています。cBioinformatics社は腫瘍内科医が、自ら日本人のための全ゲノムベースの臨床用がんゲノム医療システムを開発し、日本のトップ医療機関から高い評価を受けています。
当院は、cBioinformatics社の全ゲノム検査「Cゲノム」を基に、最先端のゲノム検診を提供しています。
「Cゲノム」のレポートは、国内有数の病院からもその有用性を評価されています。当院は、遺伝カウンセラーや医療機関と提携し、検査結果により重大なリスクがあった場合や発症後のサポート体制を整え、医療に繋がったゲノム検査を目指しています。
「Cゲノム」は、全ゲノム解析により、下記45の疾患リスクを判定します。
※疾患をクリックすると、疾患の詳細がご確認いただけます。
癌(11) | 肺癌(肺線癌)、肺癌(扁平上皮癌)、胃癌、大腸癌、膵臓癌、肝臓癌、上咽頭癌、食道癌、前立腺癌、膀胱癌、B細胞性非ホジキンリンパ腫 |
消化器(7) | B型肝炎(慢性)、C型肝炎(慢性)、十二指腸潰瘍(消化性潰瘍)、潰瘍性大腸炎、HCVによる肝硬変、クローン病、原発性胆汁性肝硬変 |
循環器・呼吸器(4) | 喘息、冠動脈心疾患、突発性肺線維症、もやもや病 |
代謝・内分泌・泌尿器(5) | 2型糖尿病、lgA賢症、シェーグレン症候群、ネフローゼ症候群、バセドウ病 |
目・耳(7) | 加齢黄斑変性、開放隅角緑内障、角膜乱視、強度近視(屈折異常)、尋常性白斑、正常眼圧緑内障、閉塞隅角緑内障 |
骨・関節(5) | ベーチェット病、関節リウマチ、強直性脊椎炎、骨粗鬆症、全身性エリテマトーデス |
その他(6) | 脳動脈瘤、アトピー性皮膚炎、ケロイド、ハンセン病、筋萎縮性側索硬化症、川崎病 |
「Cゲノム」の特徴
① がんゲノム医療に繋がる臨床レベルのゲノム解析
当院の全ゲノム検査は、がんに罹患した場合に、その結果を活用することができます。今後、網羅的に治療選択肢を、遺伝子変異から調べる全ゲノムレベルの「がんゲノム医療」が標準になっていきますが、本Cゲノム検査は、その際の基準となる情報として用いることができるレベルでゲノム解析がされています。
② 日本の基準の解析方法によるゲノム解析
ゲノム解析は、各社が独自の解析手法や様々な参照データベースを用いて行っているのが現状です。しかし、例えば欧米人と日本人のゲノム情報の相違は大きく、欧米での発症リスクが日本人に当てはまるわけでは必ずしもありません。
当院は臨床レベルのゲノム解析として設計しており、最新でより確実な解析手法と、日本人のデータで検証された参照データのみに絞り、基準的な解析方法によりゲノム解析を行なっています。
cBioinformatics社は、国のゲノムプロジェクトにおいて基準の解析方法(統一パイプライン)の性能検証をしており、そのような技術を用いてより正確な解析結果の提供に努めております。
③ 腫瘍内科医が臨床視点で開発した独自ソフトウェアによる解析
ゲノム解析は、解析結果の解釈に臨床知識を必要とし、臨床的ゲノム解析ではその点が解析結果の信頼性に大きく影響します。「Cゲノム」は、多数の大規模医療機関で経験を積んだ腫瘍内科医(癌の専門医)が開発した日本で唯一の臨床レベルのゲノム解析ソフトウェアで、ゲノム検査を行います。
検査方法
血液と唾液が選べます
全ゲノム検診は、血液又は唾液で検査を受けることができます。唾液は簡便ですが、細菌や食べ物のゲノムが混ざったりし精度が血液に比べて劣るため、この点に同意された場合のみ可能となります。
唾液による検査を選択した場合は、自宅等に検査キットを郵送し、採取後当院に郵送して頂きます。
医師からの結果説明
解析結果については当院でご説明を行います。
結果によって、ご希望あれば、遺伝カウンセラーや医療機関を紹介することができます。
費用
初診:11,000円(税込)
検査費用:初回カウンセリング時にご案内いたします。
検査内容:ゲノム検査、検査後の診察